4代目 居山哲也のひとりごと

Vol.5
「いせやのアイコン…梅花と丸?」
2018.1.24 wed.

ホームページに使用している、淡い色の梅花と丸のシルエットデザイン。弊店のアイコンとして、山口デザイン事務所さん(当コラムvol.3にてご紹介)に考案いただいたもので、ショップカードやパッケージなどにも使用しています。アイコンとは、物事を簡単な絵柄に記号化したもの。梅花のアイコンは薯蕷饅頭「雪後の春」を、丸のアイコンは代表銘菓「平作もなか」をモチーフにしていただきました。

ショップカード

「雪後の春」は、皇太子殿下御成婚記念公園として整備された沼津御用邸梅園にちなんだ記念菓。弊店の和菓子を真・行・草にたとえるなら、真は「雪後の春」、行は「平作もなか」、草は「素六撰」、というふうに考えています。また、和菓子と洋菓子を文化の違いから見て行くと、石積み文化の中に育った洋菓子は外側をデコレーションして作っていきますが、背景に神道の影響をもつ和菓子は、大事な物を内に包んでいきます。注連縄で大事なものを囲うという感覚のように、私たちにとって和菓子の基本は餡であり、それを包んで和菓子に成ります。そして、封を開けて食すこともまた、内なる大事な物に入っていく行為に重なります。

シンプルな梅花と丸のアイコンですが、そうした和菓子の概念にもつながっています。

4代目居山哲也

Vol.7
もち米自慢の桜餅
Vol.6
豆大福でほっこり
Vol.5
「いせやのアイコン…梅花と丸?」
Vol.4
“餡”と“和三盆”の関係
Vol.3
大切な物を包む
Vol.2
「昔のロゴ、なぜCが4つ?」
Vol.1
「デザイン好き?」